スイーツとおもてなし|甘さで伝えるトルコの心|Wadogashi公式ブログ
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🍰 スイーツとおもてなし|甘さで伝えるトルコの心
(Tatlı ve Misafirperverlik|甘さに込められた「思いやり」の文化)
🌸 はじめに
トルコでは、「甘いもの」はただの食べ物ではありません。
それは“人の心をつなぐメッセージ”であり、喜びや感謝、そして祈りの象徴でもあります。
お客様が家を訪ねた時、最初に出されるのは必ずチャイとスイーツ。
「甘いお菓子で、会話も甘く穏やかに」という願いが込められています。
この精神は日本の“おもてなし”にもどこか通じるものがあります。
🍯 甘さに込められた意味
トルコには「Tatlı yiyelim, tatlı konuşalım(甘いものを食べて、甘い話をしよう)」という言葉があります。
これは、“争いや緊張を忘れ、穏やかな心で語り合おう”という意味。
バクラヴァやロクムを分け合うことは、まさに「友情」と「平和」の象徴です。
🏛️ おもてなしの文化とスイーツ
トルコでは、家を訪ねてきたお客様に何も出さないことはほとんどありません。
チャイ、スイーツ、時には手作りのデザートを添えて温かく迎えます。
特にお祝い事や宗教的行事の際には、甘いお菓子を配ることで幸福を分かち合う風習があります。
代表的な「おもてなしスイーツ」
• バクラヴァ(Baklava):層になった生地とピスタチオの香ばしさ。
• ロクム(Lokum):カラフルで柔らかな「トルコの宝石」。
• シェケルパレ(Şekerpare):シロップが染みたやさしい焼き菓子。
• スルタン・サルマスィ(Sultan Sarması):宮廷風のロールデザート。
これらのスイーツは、味だけでなく“気持ちを伝える手段”でもあります。
🍵 日本文化との共通点
日本にも、お茶と和菓子を通じて相手をもてなす文化があります。
トルコのチャイとスイーツ、日本の茶と和菓子
どちらも「言葉ではなく、味で伝える思いやり」。
甘さを通して心を通わせる、この共通点こそが両国の温かい魅力です。
🌿 日常の中の甘いひととき
トルコでは特別な日でなくても、夕方に家族でチャイとお菓子を囲む習慣があります。
疲れた一日の終わりに甘いものを少し――
それが心を整え、笑顔を取り戻す時間となるのです。
✨ Wadogashiの想い
Wadogashiでは、「お菓子を通じて文化を伝える」ことを大切にしています。
トルコの伝統的なスイーツに日本の感性を融合させ、
“甘さの中に文化を感じるひととき”をお届けしています。
一口の甘さが、人と人をつなぐ小さな橋になりますように。