ロクムとは?世界を魅了するトルコの宝石スイーツ|Wadogashi公式ブログ
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💎 ロクムとは?世界を魅了するトルコの宝石スイーツ
(Lokum|甘くて美しいトルコの贈り物文化)
🌸 はじめに
「ロクム(Lokum)」は、トルコを代表するスイーツであり、その美しさと繊細な甘さから“トルコの宝石”とも呼ばれます。
小さな一粒に、数百年の歴史とおもてなしの心が詰まっており、世界中の人々を魅了し続けています。
🏛️ 歴史と背景
ロクムの起源は、18世紀のオスマン帝国にまでさかのぼります。
当時、宮廷のパティシエ「ハジ・ベキル(Hacı Bekir)」が、砂糖とデンプンを使って作り出したのが始まりとされています。
それまでの硬いキャンディとは違い、柔らかく弾力のある食感が瞬く間に人々を虜にし、
スルタン(王)や貴族たちに愛されたスイーツとなりました。
やがてシルクロードを通じてヨーロッパへ広がり、イギリスでは「Turkish Delight(ターキッシュ・ディライト)」として知られるようになります。
『ナルニア国物語』で登場したあのスイーツも、実はロクムなのです。
🍬 ロクムの魅力と種類
ロクムは見た目の美しさもさることながら、そのバリエーションの豊かさでも知られています。
主な種類
• バラの香り(ローズ) 🌹:上品で華やかな香り。トルコを代表する味。
• ピスタチオ入り 🟢:香ばしさと食感が加わった贅沢タイプ。
• レモン・オレンジ 🍊:爽やかで日本人にも人気の柑橘系。
• ココナッツ・チョコレート 🍫:現代風のアレンジ。
粉砂糖で包まれたロクムは、まるで宝石箱の中の小さな光の粒のよう。
一粒ずつ大切に味わいたくなる繊細なスイーツです。
🎁 贈り物文化とロクム
トルコでは、ロクムは「おもてなし」や「感謝」の象徴です。
訪問先への手土産や、結婚式・宗教行事・新年の贈り物としても欠かせません。
贈る側の心を伝える「甘いメッセージ」として、
“ありがとう”や“ようこそ”の気持ちをロクムに込めて渡す文化が今も生きています。
✨ Wadogashiの想い
ロクムは単なるお菓子ではなく、「文化をつなぐ橋」です。
ひと口食べれば、トルコの温もりと日本のやさしさが交わる瞬間が訪れます。