しっとり甘く、心がほっとする伝統スイーツ|トルコの「レヴァニ」

しっとり甘く、心がほっとする伝統スイーツ|トルコの「レヴァニ」



レヴァニとは?ふんわり香るシロップケーキの魅力

オスマン帝国から受け継がれた伝統スイーツ「レヴァニ」は、しっとりした食感と優しい甘さでトルコの家庭で今も愛され続けています。日本のカステラやシフォンケーキのように、シンプルでどこか懐かしい味わいが魅力です。

レヴァニの起源


レヴァニ(Revani)は、16世紀のオスマン帝国時代に生まれたとされています。
当時、スルタン(皇帝)の命名祝いや宴の席などで提供された特別なデザートでした。
名前の由来には諸説ありますが、もっとも有名なのは、当時の征服地「レヴァン(Levan)」の勝利を祝うために作られたという説です。

オスマン時代の宮廷では、 şerbet(シロップ)を使ったスイーツが非常に人気で、「バクラヴァ」「ギュラッチュ」「レヴァニ」などが王宮の食卓を彩っていました。
その中でもレヴァニは、素材がシンプルで、庶民の家庭にも広まり、トルコ全土で「おもてなしの味」として定着しました。

レヴァニの特徴

セモリナ粉を使ったふんわりとした食感
レモンやオレンジの香りが広がる爽やかな風味
甘すぎず、軽やかな後味

レヴァニは、オーブンで焼いたスポンジ生地に、温かいシロップをゆっくり染み込ませて仕上げます。
トルコでは家庭ごとにレシピが少しずつ異なり、上にココナッツやピスタチオを散らすこともあります。

家庭の味としてのレヴァニ

トルコの家庭では、突然の来客やお祝いの席にレヴァニをよく作ります。
焼き上がる香りが家の中に広がると、「誰かが来るのかな?」と家族が集まってくる、そんな温かい思い出のあるスイーツです。

Wadogashiのレヴァニ


私たちWadogashiでは、オスマン時代の伝統を尊重しながら、日本の味覚に合うように改良しています。
甘さを控えめにし、より軽やかな口当たりに仕上げ、
素材はすべてハラール対応。アルコールや豚由来の成分は一切使用していません。

「異国の伝統を、家庭の温かさとともに」——
そんな想いを込めて、ひとつひとつ丁寧に焼き上げています。

おすすめの食べ方


冷やしてもしっとり美味しく、温めても香ばしさが増します。
紅茶やトルコチャイとの相性は抜群。
生クリームやヨーグルトを添えると、より豊かな味わいをお楽しみいただけます。

結び


レヴァニは、オスマン帝国の宮廷文化とトルコの家庭の温もりがひとつになったデザートです。
Wadogashiのレヴァニで、トルコのやさしい時間を感じてみませんか?

 

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